技術職女子の日記

技術職女子がもがいてる日記。

理系の卒業論文の書き方

卒論シーズンですね!
修士2年の私は、卒論のまっただ中です。

今回は、自分の考えを整理するため、また初めて卒論を書く4年生の助けになるよう、「理系の卒論の書き方」について書きます。

研究室により細かいところは違うと思いますが、大体こんな感じというイメージを掴む助けになればと思います。


本記事の構成は以下の通りです。
最初に、卒論を書く上で最も大事なことについて述べます。次に、卒論を書くうえでの大体の工程について述べます。最後に、卒論を乗り切るべく気合を入れます(?)


では行きましょう!!(謎のハイテンション)


【卒論を書く上で最も大事なこと】
最も大事なのは「期限と枚数と体裁の指定を守って完成させること」です。

当たり前じゃん。と思うかもしれませんが、書き始めたら忘れがちなので注意して下さい。

卒論提出まで3ヶ月をきって以降は、「立派な研究成果を出す」とか「立派な文章を書く」とか、そうゆうことは一旦忘れて下さい。もうそうゆうフェーズは過ぎてます。
たとえ立派なデータをもとに立派な論文を書いたとしても、締切に1秒でも遅れたら、あるいは枚数が1枚でも足りなければ、その卒論は未完で卒業できません。

割り切りましょう。


【卒論を書く工程】
卒論を書くとは「卒論の内容を決定する」と「論文的な文章を書く」の2つの行為からなります。
ポイントは、これらを分けて行うことです。「内容と文章を同時に考えて書く」というのはやめましょう。

卒論の工程は以下の通りです。
早めに卒論のストーリーを先生に相談して決定する(1-6)。次に論文的な文章にする(7-9)。という流れです。
☆の段階で一旦先生に見せに行きましょう。

1.構成案を考える(章立てをする)

2.1をもとにタイトル案を2,3個考える☆

3.各章の内容を箇条書きする

4.必要な図や表を貼る☆

5.過去の文書(ミーティング資料とか)を然るべき章にコピペする

6.5では不足する部分の文章を書く(日本語としての体裁は置いとく。内容がわかればオッケー)(☆面倒見がいい研究室の場合)

7.用語の統一を行う。

8.きちんとした日本語にする。☆

9.図や表の細かい体裁を直す。てにをはの最終チェック。


大体こんな感じです。


【卒論を書く上で2番目に大事なこと】
「とにかく心を折らさないで取り組み続ける」ことです。

研究がうまく進んでないとか、時間が押しててしんどいとか、卒論のことで先生に詰められたとか、場合によってはけっこう苦しい時期です。

しかし、心を折らして学校に来なくなることだけはなんとか避けましょう。卒業できなくなります。

卒論は「立派な研究成果を発表する場」ではありません。査読付きの論文とは違います。
「自分がやってきたことを(例え失敗であっても)一本筋のストーリーに仕立てる」ことが大切です。少しでも考えがあって何かを試みていれば、例えいい結果がでなかったとしても、「この方法ではうまくいかない」という知見が得られるのでそれでいいです。将来似たような研究をする後輩の助けになる価値のある論文になります。

「よい成果」に変にこだわって自分のメンタルを自分で潰すのだけはやめましょう。

心を折らさず取り組み続けるために、たとえば以下のことを心掛けましょう。

・規則正しい生活を送る
(うまく進まない→遅くまで残る→寝るのが遅くなる→寝不足or寝坊→うまく進まないの負のループに入らないようにしましょう)

・息抜きをする(週に1日は休むとか、定期的に友達とご飯に行くとか、メリハリをつけましょう)

・健康管理をしっかり(睡眠時間と栄養の確保を。)





ちなみに私は、「ここまでやりたいな」と思ってることの半分くらいしか出来てないです。時間なさすぎるので、理想通りのとこ行かなかった時の着地点も考えとかないといけない。

偉そうになんのかんの言える立場じゃないですが、4年の時に自分がつまづいたのと同じところでつまづく人が、少しでも少なくなればいいなーと思って書きました。



卒論さくっと提出して、春休み満喫しようぜ!!!!!!
(学会何それ美味しいの?)